時代と流れで覚える!日本史用語
今回は
鈴木和裕先生の『時代と流れで覚える!日本史用語』(文英堂)
を紹介します!
この参考書は、自分自身が使った日本史参考書の中でも特に何度も取り組んだものなので、ご紹介したいポイントもたくさんあります!!
覚えることがたくさんあって困っている方への日本史勉強法!!
日本史を最初に学ぶ時の一番のつまづきポイントは
「覚えることがありすぎてどこから手を付けたらいいかわからない!」
「教科書には文章がたくさん書かれているけれどまるで覚えられそうにない!」
「資料集も情報量が多すぎて見るべきポイントが分からず困ってしまう!」
といったものだと思います。教科書や資料集は、入試直前になれば、または日本史が好きな方には最強の味方でありパートナーになるのは事実ですが「初学の暗記には適していない」というのも、また事実。情報量の多さには圧倒されてしまいますよね。
そんな日本史をこれからしっかり覚えていこうという時期にぴったりの参考書が
『時代と流れで覚える!日本史用語』
です!!
いつ始めたらいい?対象は?
『時代と流れで覚える!日本史用語』は日本史の暗記をしたい方に最適です!
・学校の授業と並行してインプット用に使いたい!
・定期テスト対策したい!
・受験対策のために日本史の暗記をはじめたい!
・用語がこんがらがってきたので最後にしっかりまとめたい!
など日本史を学習しているすべての方にとって、とっても使いやすく役に立つ参考書だと思います。
最強の参考書である理由
特徴1 すっきりまとまっている=効率good
一番の特徴はこれです。「見やすい」「まとまっている」のでとっても「覚えやすい」です。教科書は文字ばかり、資料集は解説や表や図ばかりで日本史用語をインプットするにはちょっと大変です。でもこの本は大事な用語を見やすくすっきりまとめてくれており、覚えやすくなるように配慮されているので、暗記にぴったりなのです。
特徴2 教科書と資料集のいいとこどり
いいとこどりとはどういうことでしょうか?
この本は見開き1ぺージが1項目になるように作られているのですが(これも使いやすいポイントですね!)
・左ページ=資料集の簡潔版
・右ページ=教科書の簡潔版
のようになっています。左ページには表や図で、覚えなければならないポイントだけをすっきりまとめてくれています。逆に右ページでは同じ項目の内容を今度は、簡潔な文章の中で覚えることができます。
特徴3 なのに圧倒的網羅度
「基礎を固めるのに最適な参考書」として紹介してきましたが、実は用語の網羅度はかなり高いのが特徴です。著者も「難関私大でも、8~9割程度の得点が獲得できるように配慮しました」(はじめにより)とおっしゃっています。
難関私大では、教科書にも載っていないようなマニアックな問題が出題されることも多々あります。それと比較すれば「基礎的」と言えますが、
「この本一冊で、教科書の出題されうる用語はかなりマスターできる」
と思って大丈夫だと思います。特に定期テストや共通テストであればこの本だけで十分なほどの知識をつけることができます!
これこそ、日本史を暗記したいすべての方におすすめな理由です。
特徴4 参考書であり問題集である
先ほど「教科書と資料集の両側面を兼ね備えている」という話をしましたが、この点が「参考書」的側面です。
・ほかの問題を解いていてわからないことがあった時に調べる
・用語を頭の中でしっかり整理する
・以前習った事項を読んで復習する
のに使用することができます(しかもそのまとめの質が非常に高い!!)
一方、その参考書は「穴埋め」「赤文字」になっていて赤シートで隠せば、一気に問題集として使用できるようになります。一冊で暗記のための(※)インプットとアウトプットがどちらもできてしまう優れものです!
※この本は日本史用語をインプットするための問題集ですから、覚えた用語を思い出す作業を経てきちんとインプットできるようになろう!という趣旨です。実践的なアウトプットは別の問題集が必要です!
特徴4 論述の参考書にもなる
この本は個人的には論述問題を解く際の参考になると思っています。
先ほどお話しした通り「資料集や教科書を簡潔にまとめてくれている」ような構成になっており、流れを理解しながら用語を覚えるための参考書・問題集なので、
日本史の流れやその事項の意義を捉え理解して、それを簡潔に表現する
ための一助になると思います。
まとめ
今回は、『時代と流れで覚える!日本史用語』(文英堂)をご紹介しました。日本史の用語や流れを覚えるのに苦労している方々の参考になりましたら幸いです。最後までお読みくださりありがとうございました。

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